2017年01月29日
有機農業BLOF理論喜界島講習会
翌日は現地検討会。昨日習った講習内容と土壌分析結果を頭に置いて、現場にて問題のあぶり出しと対策。講習内容と土壌分析結果があるので畑や作物への見方が全然違う。客観的に見ることはほんとに大事です。今まで「たぶんこうだろう」でかなり来ていたので、猛反省でした。
両日とも朝9時から16時までの6時間講習×2日間でした。おそらく喜界島でこんな農業研修は初めてだろうと思います。内容も濃すぎてあっという間で、頭がパンパンです。
喜界島は昔から「美味しいものが採れるね~」とよく言われます。何となくサンゴのミネラルが関係しているのかなあ、ぐらいしか思ってなかったけど、実際数値化して内容知って「すごい!」ということを改めて実感。それだけではなく、一番高くて200mの平らな大地、気温が年間10度から35度で推移する気候、豊富な水と有機物。かつて歴史上、大宰府と琉球を結んだ交易拠点がなぜ喜界島に選ばれたのか。そう考えると喜界島は美味しい作物がたくさん採れる条件が本当に揃っている。
オーガニックアイランド喜界島。その可能性をとんでもなく感じた2日間でした。はるか出雲の国より来て指導下さった元木先生、本当にありがとうございました。
2016年07月02日
次世代有機農業技術「BLOF理論」講習会in山口に参加してきました
以前からずっと気になっていたBLOF理論。講習受けてきました。
BLOF理論。BIOLOGICAL FARMING(生態調和型農業)といい、「植物生理(生命活動)および肥料効果の科学的理解と、土壌分析(体積法)と連動した施肥設計ソフトにて、今までの有機栽培に不足していた客観的裏付けによる栽培理論を構築したものである。また、この技術情報のネットワーク化によりノウハウの収得期間を短縮し、誰でも一定レベルからの新規就農を可能する」とあります。
解説をそのまま書くとこのようになりますが、これまでの勘や経験値を頼りにした有機「農法」ではなくて、科学的根拠及び植物生理のデータに基づいた有機栽培「技術」ということになります。
ということは、土・作物・微生物の仕組みをしっかり理解し、科学的データに基づく栽培を行えば、有機農業でも高品質・多収量の栽培が実現でき、しかも勘や経験値を上げるための長いを要することなく(新規就農)実現できるということです。
私若松農園でも、有機栽培でのトマトをつくっておりまして、それなりの品質のものができていると思っているのですが、慣行栽培に比べると全然収量が上がりません。これが有機栽培の現実、やはり収量が少なくても有機だから安心安全という付加価値をつけてやっていくしかないのか、という考えでいましたが、このBLOF理論はまったくそうではありません。
今回の講習会はBLOF理論概論という感じで、その基本的なところを教えて頂きました。その根本は化成栽培より有機栽培の方が圧倒的有利である。「収量が上がる」「栄養価が高くなる」「糖度が高くなる」「美味しくなる(旨み)」「重量が重くなる」「病害虫に強くなる」「日持ちが良くなる」という現象が、化成栽培より起こるということです。
ではなぜ起こるのか?という解説はここで説明するのは難しいので省きます(ちゃんと説明できるかまだ不安なので・・・)。
「このいい肥料を使えば土づくりが早まって、高品質・多収量が実現できる!」という話ではない。「有機物を毎年大量に投入し続けていれば土づくりになる」という話ではない。ちゃんと理屈に基づいた有機農業、結果を説明できる有機農業ということだと思います。
今回の講習会には約50名の方が参加していました。こういう講習会が全国各地で開催されているようです。安心安全は当たり前、あとはお客様が手に取りやすい価格までいかに量を作れるか、そういう時代にもうなっているということでしょうか?
オーガニックアイランド喜界島では、このBLOF理論について勉強会を開催したり、圃場実験などを行っていきたいと考えております。
2015年11月11日
好気性微生物講習会
この企画は、せっかく喜界島に来て頂けるのであれば、ぜひ微生物農業についてもっと知りたいということで安武にお願いしたところ、快く開いて頂きました。
微生物のこと、今までの農業とこれらの農業のこと、喜界島の農業のこと、本当にたくさんのことを教えて頂きました。
今までいいと思ってたのに、まったく違っていたことも、知ることができました。
「これからの農業に正解はない。なんでも自分で試して失敗してそれでも試して、自分で正解を作っていくことが大切ではないでしょうか」という言葉が印象的でした。
せまいせまい喜界島にいると頭の中が一方通行になりがちなので、こういう方のお話しを聞くのは非常に貴重だなあ、と改めて思いました。
ご参加頂いた皆さまありがとうございました。安武さん、お忙しい中本当にありがとうございました。
2015年11月08日
国民文化祭物産展
久々の店頭販売でしたが、やっぱりこういうのは大事だと思いました。お客様の反応、商品の説明の仕方、いろいろ勉強になりました。
参加頂いた皆さま、本当にお疲れ様でした。
2015年10月14日
映画「ラピュタ」より
「今は ラピュタがなぜ滅びたのか 私 よくわかるの ゴンドアの谷の歌にあるもの 土に根をおろし 風と共に生きよう 種とともに冬をこえ 鳥とともに春を歌おう どんなに恐ろしい武器をもっても 沢山のかわいそうなロボットを操っても 土から離れては生きられないのよ!」
とっても懐かしく、また考えさせられます。
2015年08月25日
有機JAS認証取得
黒糖と白ゴマ、焼酎造り用の麹の原料となる陸稲の3品種で受けました。黒糖については奄美で初となる有機JAS認定。
有機JAS認定は登録認定機関が検査し、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず生産された農産物や加工食品、畜産物に認められます。有機JASマークのない農産物や農産物加工食品に「有機」「オーガニック」の表示をすることは禁じられています。
杉俣氏より
「畑ごとに栽培履歴を記録したり、使用資材の購入履歴などもしっかり書き残すなど、認定取得までの道のりは大変だった。だが認定の取り方が分かったので今後、無農薬に関心のある人々にノウハウを広めて、『オーガニックアイランド喜界島』の活動につなげていきたい」とのこと。
2015年06月27日
喜界町しまおこし祭
天気予報では雨の可能性も、ということでしたがものすごくいい天気。暑すぎるくらいでした。
そのおかげでお客様はホントにたくさん来て、おおにぎわいでした。
オーガニックアイランド喜界島テントでは、各社新商品などを精一杯PR。お客様の反応も思いのほか良くて、全体の売上も上々でした。ありがとうございます!!
しまおこし祭では、普段会わない人、私が小さいころに面倒を見てもらった人達に久しぶりに会うことができて、「おー頑張ってるね~」と声をかけてくれて、それも嬉しかったです。
ということでみんな暑さで最後はバテ気味でしたが、楽しいしまおこし祭になりました。ありがとうございました!!
2015年06月17日
すばらしい贈り物
一つ目は、昨年喜界島で開催したオーガニック映画祭「100年ごはん」の大林千茱萸監督から本を頂きました。
タイトルは「未来へつなぐ食のバトン」。
有機農業をまち全体で取り組もうとする大分県臼杵市のことや、食の大切さや土づくりの大切さなど書かれているようです。
「健康な食べ物は健全な土から・臼杵市が給食から取り組み始めた確かなチャレンジ」 ←とっても気になります!!
二つ目は、好気性微生物を使った作物栽培の指導をされている安武さんから小玉スイカを頂きました。喜界島において、この好気性微生物を牛糞・バカス(キビの搾りかす)と混ぜて資材を作り、現在パパイヤなどの作物に散布し実験を行っています。いい結果が出始めているようです。http://bio-tec.jugem.jp/?eid=107
小玉スイカ。どのような味がするのか非常に楽しみです。冷やしてすぐ食べたい!!
2015年05月03日
祝ミラノ万博出品!!
5月1日開幕したミラノ国際博覧会に、オーガニックアイランド喜界島メンバーである朝日酒造さんの黒糖焼酎と白ゴマと黒糖、喜界島工房さんの黒糖と黒蜜が出品することになり、5月3日付けの地元紙に紹介されました!!
朝日酒造喜禎社長は「焼酎をヨーロッパの人たちに飲んでもらえるきっかけにつながる。喜界島で行われている有機栽培の取組も知ってもらえたら」とコメントし、また喜界島工房杉俣氏は「喜界島の伝統的な食材がヨーロッパで紹介されることで、島の人たちにとって励みになればうれしい」とコメントしています。
喜界島の商品が、遠く離れたミラノで紹介されるとはほんとにすばらしいことだと思います。また、おそらく食通が集まる場所でどのような評価が出るのかもとても興味があります。
2014年11月19日
オーガニック映画祭&オーガニックマルシェ
鹿児島県内ではーーーー
喜界島がーーーーーーー
祝!初上映ーーーーーーーー
映画「100年ごはん」の映画祭&オーガニックマルシェが、無事に17日終了いたしました!
たくさんの方に見ていただき感無量でございます
この映画は大分県の臼杵市が市の方針として、有機農業を推進することをきめ農家、消費者、JA、役場、いろいろな方を巻き込みながら奮闘し有機農業の市になる様子を4年間追ったドキュメンタリー映画です。全国で約70か所で上映されていて、今回喜界島は鹿児島県内では初の上映となりました。
この映画を撮影された、大林千茱萸監督にもご来島いただきました。ありがとうございます
ちなみにこの大林千茱萸監督は大林宣彦監督の御嬢さんになります。
この映画を上映すると決めた時(7月初め)はそんなことも知らずに決めてしまい、大変申し訳ありませんでした(^_^;)
実行委員会は8月からスタートしましたが皆さん忙しくなかなかスタートしませんでした
9月後半からばたばたと準備をしてこのイベントをできたのも、実行委員会の皆様の頑張りとともに各関係機関のご協力
があってのことでした。本当にありがとうございました
上映会はなんと喜界町長もご参加くださり、臼杵市の取り組みを熱心にご覧になられてました。
またこの上映の後には、大林監督を囲み
NPO法人オーガニックアイランドの理事長若松氏、(若松造園 専務取締役)
同法人理事 ㈱朝日酒造 代表取締役 喜禎氏
㈱風と光 代表取締役 辻明彦氏
を交えパネルディスカッションが行われました。
将来の喜界島農業に何が必要か、
日本各地、国際的な有機農業の現状、
喜界島の水を守ることの大切さ
また喜界島を伝えることの大切さ
などなど
さまざまなことについての話がでて、この映画を通して、喜界島の現状が見えたようなまたkの映画をきっかけに見ていただいた
方々が同じテーマで物事を考えるいいきっかけになったと思います。
この上映に際して大分県の臼杵市から堆肥が2袋をプレゼントしていただき、上映会の後につかみどりを実施させてもらい
ました
映画に出てくる臼杵市の堆肥その名も「夢堆肥」未来の臼杵市で出る間伐材8割に豚糞2割を完熟発酵させた資材です。
パネルディスカッションのあとにこれをレジ袋の一袋づつ持っていっていただく予定でした!
しかーーーし
午後の部のパネルディスカッションのあと、、、、用意してあった夢堆肥が、、、、、、ない(^_^;)
パネルディスカッションの前にあったのに、、、、
パネルディスカッションの後になったら、、、、、
きれいさっぱりない
だれだーーー持っていったのは
パネルディスカッションを聞いてくれた人には申し訳なかったですが、、持って行った人!
大切に使ってくださいね
とにもかくにも、
皆さま映画を見ていただき本当にありがとうございました。
離島というハンデをどうやったらチャンスにできるか
これを皆で考えれた素晴らしい上映祭になりました(*^^)v